トレジャー・ファクトリーが高値を更新、7月の月次売上高20%増など好感され業績上振れ期待が再燃

■リユース品への注目が「SDGs」実践活動などを通じて強まる

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は8月10日、再び一段高となり、午前10時過ぎに4%高の1655円(70円高)まで上げ、約2週間ぶりに年初来の高値を更新し、2015年以来の高値に進んでいる。8日発表の「月次売上概況」(単体、7月)が全店で前年比20.3%増加し、既存店も10.6%増加。第1四半期連結決算(2022年3~5月)は営業利益などが第1四半期として最高を更新するなど好調だったこともあり、業績上振れ期待が再燃している。

 リユース品への注目が「SDGs」を身近なところから実践する活動などを通じて広がり、7月13日に発表した第1四半期連結決算(2022年3~5月)は、売上高が前年同期比18.8%増増加し、営業利益は同2.2倍の766億円だった。「計画を大きく上回り、第1四半期連結会計期間としては過去最高の営業利益を達成」(決算短信)した。

 これを受け、第2四半期と2月通期の連結業績予想を増額修正し、営業利益は第2四半期(2022年3~8月・累計)を従来予想の2.5倍の6.25億円の見込みとし、5月通期は従来予想を27.5%上回る14.0億円の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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