DNAチップ研究所が活況11%高、次世代技術による肺がんパネル検査に注目集まる

■「コンパクトパネル」として商標登録され、世界肺癌学会で公開

 DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は8月10日、飛び出すように大きく出直り、午前10時過ぎに11%高の555円(56円高)まで上げ、約2ヵ月ぶりに550円台に進み、出来高も増加して活況高となっている。9日付で、次世代シークエンスNGS技術による肺がんのパネル検査に関する2件のリリースを発表し、注目が強まっている。検出感度が10倍以上改善を達成したという。

 8月9日、次世代シークエンスNGS技術による遺伝子パネル検査の開発に取り組んだ成果として、この度、肺がんのパネル検査(肺がんの複数のドライバー遺伝子に対するがん遺伝子パネル検査)が「コンパクトパネル」として商標登録されたこと、聖マリアンナ医科大学との肺がんコンパクトパネル共同研究成果が、世界肺癌学会(WCLC2022ウィーン)のPress Conferenceにて公開されたこと、を発表した。

 本システムでは10倍以上の検出感度の改善を達成し、一般的な診断用検査に比べ、例えば新たな耐性変異・薬剤への柔軟な対応ができるため、末長く臨床現場で使える有用な検査システムとなりうるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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