【株式市場】日経平均は162円高、後場は様子見に転じたが上げ幅を保ち2日続伸

◆日経平均は2万8641円38銭(162円437銭高)、TOPIXは1979.59ポイント(2.99ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少なく8億5551万株

 8月26日(金)後場の東京株式市場は、前場の東証1部出来高5億株未達の薄商いなどが気にされ、前場上げた値がさ半導体株や大手商社株は一進一退となり、任天堂<7974>(東証プライム)は軟調に転換。半面、日本郵船<9101>(東証プライム)は一段ジリ高など、海運株の中でも株式分割を控えた銘柄が強く、ダイキン<6367>(東証プライム)や三陽商会<8011>(東証プライム)は業績上振れ期待などで上げ幅を保って推移。日経平均は257円高で始まり、ほぼ後場寄りを高値にジリ貧となり、大引けは上げ幅160円にとどまったが2日続伸となった。

 後場は、OATアグリオ<4979>(東証プライム)が一段と上げ、東北・北海道での長雨や東南アジアでの展開など材料視。東邦チタニウム<5727>(東証プライム)は証券会社の投資判断など言われて一段高。日本製麻<3306>(東証スタンダード)は中国の計画停電が代替需要につながる期待など言われ上げ幅を保って推移。地域新聞社<2164>(東証グロース)は筆頭株主の持株がADワークスG<2982>(東証プライム)系企業に渡ることに関する朝の発表などを受けて後場またもや急伸しストップ高。6月上場の産ウエルズ<9229>(東証グロース)は業績上振れ観測など言われて上場来高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5551万株(前引けは4億5657万株)、売買代金は2兆549億円(同1兆1017億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は864(前引けは1135)銘柄、値下がり銘柄数は867(同588)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、機械、鉄鋼、非鉄金属、空運、ゴム製品、海運、卸売り、化学、電気機器、不動産、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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