【株式市場】日経平均は379円安、NY反落影響し前場の値上がり業種は4業種にとどまる

◆日経平均は2万7308円66銭(379円76銭安)、TOPIXは1922.27ポイント(25.00ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億597万株

 9月21日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ313ドル安や日本の8月の消費者物価指数2.8%高などを受けて手控えムードが漂い、日経平均は247円安で始まりジリ安基調となった。自動車、機械、半導体、電子部品株などが安く、三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株も20日発表の基準地価が全用途とも値上がりしたにもかかわらず安い。一方、米金利上昇などを受け第一生命HD<8750>(東証プライム)などの保険株や三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株はしっかり。日経平均は午前11時にかけて390円92銭安(2万7297円50銭)まで下押したが、前引けにかけては下げ一巡となった。

 日本製鋼所<5631>(東証プライム)が次第高となって出直りを強め、未定だった今期の配当や純利益の開示など好感。ツルハHD<3391>(東証プライム)は第1四半期決算など好感され一段と出直り拡大。細谷火工<4274>(東証スタンダード)は自衛隊の弾薬庫増設報道が買い材料とされ出直り拡大。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は小麦の値上がりを受けたコメ消費拡大への期待など言われ出直り拡大。VALUENEX<4422>(東証グロース)は業績回復・黒字化を買う相場が再燃とされ急反発。キャンバス<4575>(東証グロース)は抗がん剤候補の臨床試験に関する開示が好感されストップ高買い気配。和心<9271>(東証グロース)は訪日観光の回復期待など買う相場が再燃とされ急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は5億597万株、売買代金は1兆1334億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は178銘柄、値下がり銘柄数は1612銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、海運、保険、鉱業、銀行、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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