【株式市場】前場の日経平均は412円高、朝寄りからバブル相場後の高値を更新し大幅続伸基調

◆日経平均は3万6375円56銭(412円29銭高)、TOPIXは2530.96ポイント(20.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億6814万株

 1月22日(月)前場の東京株式市場は、NY市場でのダウ平均、S&P500種、NASDAQ100種の最高値更新、エヌビディアの連日最高値などが好感され、アドバンテ<6857>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が実質上場来高値に進むなど半導体関連株が一斉高となり、日経平均は朝寄りから3日ぶりに1990年2月以来の高値(バブル相場後の高値)を更新して始まった。ソニーG<6758>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)も高値を更新。日銀の金融政策会合(21、22日)への期待は強弱分かれる様子で、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行保険株が高い一方で三井不<8801>(東証プライム)などの大手不動産株も高い。自動車、鉄鋼、機械、大手商社株などは重く、海運株は軟調。日経平均は午前10時にかけて572円09銭高(3万6535円36銭)まで上げ、その後は一進一退となったが前引けも上げ幅400円台で大幅続伸基調となった。

 円谷フィールズホールディングス<2767>(東証プライム)が東証プライム銘柄の値上がり率1位となり、業績順調に加えアジア地域でウルトラマン人気高まるとかで業績上乗せ期待。フジミインコーポレーテッド<5384>(東証プライム)も大幅高となって大きく出直りAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の日本での巨額投資への期待に加え半導体関連株の中での出遅れ妙味など発揮。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は1位株主からの役員選任要求などが思惑材料視されストップ高。アスマーク<4197>(東証スタンダード)は好決算で上げた相場の第2幕とされ再び急伸。松屋アールアンドディ<7317>(東証グロース)は業績予想の増額修正が好感され急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億6814万株、売買代金は2兆2552億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1393銘柄、値下がり銘柄数は242銘柄。

 東証33業種別指数は28業種が値上がりし、不動産、保険、金属製品、電気機器、情報通信、ゴム製品、、建設、証券商品先物、機械、その他金融、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る