【株式市場】日経平均は148円高、反発、後場は新型コロナ「5類」による人流活発化に期待強く高値引け

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万6553円53銭(148円30銭高)、TOPIXは1926.87ポイント(11.25ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億5227万株

 1月20日(金)後場の東京株式市場は、新型コロナウイルスをインフルエンザと同等の「5類」とする政府方針を受け、人流回復への期待などからJR各社や日本航空<9201>(東証プライム)などが一段高で始まった後もジリ高となり、豪州の鉄鉱石生産拡大報道などを受けて日本製鉄<5401>(東証プライム)なども一段ジリ高。神鋼商事<8075>(東証プライム)は上場来の高値。値上げ観測などで東京電力HD<9501>(東証プライム)も高い。日経平均は20円高で始まり、次第高のまま大引けに148円30銭高(2万6553円53銭)まで上げて高値引けの反発となった。

 後場は、新型コロナ「5類」による人流活発化期待などで三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東証プライム)などの百貨店株も一段と水準を上げ、貸し会議室のティーケーピー<3479>(東証グロース)も一段強調。アステナホールディングス<8095>(東証プライム)は13時30分からのオンライン決算説明会を受けて一段ジリ高。日本製麻<3306>(東証スタンダード)は「金沢カレー」のゴーゴーカレーグループによる臨時総会請求が思惑買いを呼び一段高。セルシード<7776>(東証グロース)は引き続き新株予約権の行使促進相場とされて一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5227万株(前引けは4億5748万株)、売買代金は2兆2936万株(同1兆1510億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1320(前引けは1229)銘柄、値下がり銘柄数は429(同514)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、鉄鋼、鉱業、海運、保険、石油石炭、非鉄金属、建設、ガラス土石、不動産、銀行、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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