アールテック・ウエノの第1四半期は大幅増収増益

■AMITIZA(R)カプセルの売上が好調であったことから、研究開発費の増加を吸収

 12日引け後発表したアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の第1四半期業績は、AMITIZA(R)カプセルの売上が好調であったことから、研究開発費の増加を吸収し、大幅増収増益であった。

 16年3月期第1四半期業績は、売上高17億68百万円(同54.2%増)、営業利益1億83百万円(同32.5%増)、経常利益2億25百万円(同65.6%増)、純利益1億71百万円(同49.7%増)であった。

 売上高については、AMITIZA(R)カプセルが15億49百万円(同88.2%増)、レスキュラ点眼液1億82百万円(同30.5%減)、研究開発支援サービス36百万円(同40.5%減)とAMITIZA(R)カプセルの大幅な増収が他の減収をカバーしたことで大幅な増収となった。

 利益面については、研究開発費6億67百万円(同67.8%増)と研究開発費が大幅に増えたものの、AMITIZA(R)カプセルの大幅増収が吸収したことで、営業利益以下が大幅な増益となった。

 第2四半期に対する進捗率は、売上高52.2%、営業利益30.8%、経常利益37.8%、純利益41.0%となっている。利益面での進捗率が低いが、これは研究開発費が大幅に増えた影響による。

 同社としては、ほぼ計画通りのペースで推移していることから、第2四半期業績予想は当初通りに据え置いている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る