パワーエックス、蓄電システム搭載のコンテナ型データセンターを商品化

■Mega Power DC発表 導入コスト約25%削減試算

 パワーエックス<485A>(東証グロース)は2月13日、コンテナ型データセンター「Mega Power DC」の商品化を発表した。同製品は10フィートコンテナを筐体とし、サーバー、電源、冷却装置に加え、最大800キロワット時の大容量蓄電システムを一体化した量産型のデータセンターである。生成AIの普及により国内の演算需要が急拡大する一方、電力系統の容量不足や建設期間の長期化が課題となる中、同社は蓄電システム開発で培ったコンテナ設計や直流制御技術を応用し、短工期かつ低コストでの導入を実現した。

 同製品は業界標準の42ユニットラックを最大6基収容でき、1台から複数台の連結まで柔軟な拡張に対応する。建物型データセンターと比較して大規模な建築工事が不要なため、同社の試算では導入コストを約25パーセント削減し、運転開始までの期間を約4から5年から約1年程度に短縮できる見込みである。蓄電システムとの組み合わせにより、事業継続計画用の電源機能に加え、電力制約がある場所での利用も可能となる。

■IIJと協業覚書を締結、「ワット・ビット連携」で電力とデジタル基盤を統合

 パワーエックスは2027年の量産開始に向け、本日より導入希望企業やパートナーの募集を開始した。同日、インターネットイニシアティブ(IIJ)<3774>(東証プライム)との間で、蓄電システムとコンテナデータセンターを活用した協業検討の覚書も締結している。両社は電力とデジタルインフラを統合する「ワット・ビット連携」を推進し、エネルギー自給率の向上とAI時代を支える社会インフラ構築を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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