メタップスグループ、GPT-4をベースにしたAIコーディング支援ツール「GitHub Copilot X」を社内の全エンジニアを対象に導入

■コード自動生成からエラー修正まで一括対応

 メタップス<6172>(東証グロース)グループのメタップスワンは4月20日、開発者の生産性向上を目指して、OpenAI社が開発した「GPT-4」をベースにしたAIコーディング支援ツール「GitHub Copilot X」を全エンジニア対象に導入したと発表。「GitHub Copilot X」は、以下のような特徴を持つ次世代のコーディング支援ツール。

■GitHub Copilot Xが持つ特徴

 コード自動補完:開発者が入力したコードに基づいて、関連するコードを自動的に生成し、効率的にコードを書くことができる。

・複数の言語とフレームワークのサポート:Python,JavaScript,TypeScript,Ruby,Goなど、多様なプログラミング言語とフレームワークに対応している。

・コード変換:コードを別の言語に変換する機能があり、異なるプログラミング言語間でのコードの移植が容易になる。

・コードの最適化提案:開発者が書いたコードに対して最適化提案を行い、コード品質の向上を支援する。

・コードのドキュメント生成:コードに関連するドキュメントを自動的に生成し、ドキュメント作成の手間を減らす。

・インテリジェントなエラー修正:コード内のエラーやバグを検出し、修正提案を行い、デバッグ作業を効率化する。

・学習機能:ユーザーの入力やフィードバックを学習し、その結果を元に更に精度を高めた提案を行う。

 GitHub Copilot Xの導入により、同社の開発チームは、より効率的かつ高品質なソフトウェア開発が可能となる。これにより、顧客へのサービス提供を更に向上させることができるとしている。

■ChatGPTで広告文やブレインストーミングを支援、効果的なプロンプト開発にも着手

 OpenAI社が提供するChatGPTの登場により、汎用AIがエンジニア以外のビジネス分野でも活用しやすくなり、AIの利用が急速に拡大することが予想される。同社でも、ChatGPTをはじめとするGenerative AIの活用を推進するため、ユースケースの検討を進めている。

 すでに社内では、広告文の検討やブレインストーミングなどにChatGPTを活用し、業務効率化のツールとして利用されつつある。また、業務利用において情報漏洩を防ぐために、オプトアウトの実施やAPI経由での利用を推奨するなど、AI利用拡大に伴う適切なルールの策定を検討している。さらに、生産性向上を図るため、職種に応じた効果的なプロンプトの開発・共有も検討している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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