【株式市場】日経平均は93円安反落、後場は首相殺害予告も様子見要因とされ徐々に軟化

東京証券取引所

◆日経平均は2万8564円37銭(93円20銭安)、TOPIXは2035.06ポイント(4.67ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億5303万株

 4月21日(金)後場の東京株式市場は、首相殺害予告が衆議院の広報課に届いたとの報道が伝わり、全般模様ながめの展開になり、前場堅調だった半導体関連株などがダレ模様となったほか、前引けまで堅調だったソニーG<6758>(東証プライム)は徐々に軟化した。一方、東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株は一段と強含み、貿易赤字拡大の大きな要因に原油や天然ガスの輸入価格高騰があるとされて原発再稼働への期待が再燃した。日経平均は前引けより15円ほど安い36円安で始まり、13時半過ぎに前場の安値を割り129円77銭安(2万8527円80銭)まで軟化。大引けにかけては持ち直したが前日比では反落となった。

 SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)がほんんじつの高値圏で値を保ち欧州でも半導体関連産業の保護法案と伝えられたことなど好感。神栄<3004>(東証スタンダード)は業績・配当予想の引き上げが好感され大引けまで買い気配のままストップ高。Welby<4438>(東証グロース)は国立がん研究センター中央病院などとの共同プロジェクト発表が好感され後場一段と上げストップ高。リックソフト<4429>(東証グロース)は業績予想の増額修正など好感され一段と出直り拡大。

 21日新規上場となった楽天銀行<5838>(東証プライム)は午前10時3分に1856円(公開価格1400円の33%高)で初値をつけ、高値は前場の1965円(同40%高)。後場は売買交錯となり大引けは1930円。

 東証プライム市場の出来高概算は10億5303万株(前引けは5億2353万株)、売買代金は2兆5650億円(同1兆2898億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は797(前引けは953)銘柄、値下がり銘柄数は938(同742)銘柄。

 東証33業種別指数は13業種(前引けは15業種)が上げ、値上がり率上位は、電力ガス、機械、食料品、化学、倉庫運輸、建設、陸運、医薬品、その他製品、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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