ハウス食品G本社は一段高のあと伸びきれないが高値を更新

■政策保有株の縮減によって得た資金を自己株式取得の原資に

 ハウス食品グループ本社(ハウス食品G本社)<2810>(東証プライム)は5月11日、一段高で始まった後伸びきれないものの、取引開始後に7%高の3215円(205円高)まで上げる場面を見せて年初来の高値を更新し、2021年11月以来、約1年半ぶりの3200円台に進んでいる。10日の15時に2023年3月期の連結決算を発表し、政策保有株の縮減によって得た資金を自己株式取得の原資として用い、「第七次中期計画3か年で120億円の取得を計画」(説明資料より)などとし、期待が強まっている。

 23年3月期の連結営業利益は前期比13.5%減の166.31億円だったが、今期・24年3月期の予想は20.3%増の200億円とするなど、今期は各利益とも拡大に転じる見込みとした。香辛・調味加工食品事業では6月以降、順次価格改定を実施する予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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