【株式市場】日経平均は88円高、一時297円高まで上げて値を消すが大手商社など軒並み反発

◆日経平均は3万976円43銭(88円55銭高)、TOPIXは2139.89ポイント(9.26ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億9193万株

 6月1日(木)前場の東京株式市場は、米FRB理事などが6月の米国の利上げ見送りを支持する姿勢を示したと伝えられたことなどが好感され、自動車株や半導体関連株が反発し、小安く始まった日本製鉄<5401>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)なども切り返して堅調に推移。住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社株は低PBR株物色の再燃も言われて軒並み反発した。日経平均は午前10時30分頃にかけて297円17銭高(3万1185円05銭)まで上げ、上海株式の取引開始とともに値を消して一時34円44銭安(3万853円44銭)迄軟化したが、前引けは堅調で前日比反発基調となった。

 菱洋エレクトロ<8068>(東証プライム)が31日発表の四半期決算など好感されて急伸し、日本シイエムケイ<6958>(東証プライム)は証券会社による都市判断の引上げなど受けて大幅反発。日本エコシステム<9249>(東証スタンダード)は原油スラッジ処理に関する発表が好感され一時ストップ高。インタートレード<3747>(東証スタンダード)は東証の出来高・売買代金急増が続けば追い風と材料視されストップ高。ライフネット生命保険<7157>(東証グロース)は投資ファンドの保有拡大が言われて急伸。アマナ<2402>(東証グロース)は12月決算短信の開示など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9193万株、売買代金は1兆8104億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は907銘柄、値下がり銘柄数は834銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、卸売り、情報通信、精密機器、空運、不動産、医薬品、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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