ヤマトHDとJAL、2024年4月から運航する貨物専用機の改修作業に着手

■旅客機から貨物専用機への改修

 ヤマトホールディングス(ヤマトHD)<9064>(東証プライム)と日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)は6日、2024年4月から運航開始を予定している貨物専用機の導入にあたり、旅客機から貨物専用機への改修をシンガポールで開始したと発表した。改修を終えた航空機は10月下旬に日本へ到着し、11月下旬から運航乗務員の飛行訓練を実施する。

 貨物専用機とは、貨物専用の輸送を行う航空機のことで、旅客室がなく、機内はすべて貨物室になっている。危険物や高さ160cm以上の背高貨物など、旅客便では輸送できない貨物を運ぶことができる。ヤマトHDとJALは、エアバスA321ceo P2F型機を3機受領し、ドイツのエルベ・フルクツォイヴェルケ社と契約して改修を行っている。

 改修された貨物専用機は、最大搭載重量が28tで、AAYコンテナ14台とAKHコンテナ10台を搭載できる。運航はJAL連結子会社のスプリング・ジャパンが担う。運航路線は成田空港⇒北九州空港⇒関西空港⇒成田空港で、1日あたり6区間を飛行する予定だ。ヤマトHDとJALは、この貨物専用機により、国内の物流インフラの強化と高品質なサービスの提供を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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