コマツが5年ぶりの高値に進む、最高益基調の好業績に加え「地雷除去」の輸出も買い材料の見方

■「防衛装備移転三原則」に関する報道を受け連想が波及

 コマツ(小松製作所)<6301>(東証プライム)は6月13日、一段と強含んで始まり、取引開始後は3605.0円(38.0円高)まで上げて4日ぶりに年初来の高値を更新し、2018年5月以来の3600円台に進んでいる。連続最高益基調の好業績、世界的な価格競争力など注目要因が多い中で、YouTube(ユーチューブ)に「コマツ地雷除去プロジェクト」「コマツ対人地雷除去機」などの番組があり、13日は「地雷処理ローラー、練習機も輸出可能に」(朝日新聞デジタル6月13日7時00分)との政府方針が伝えられたことも買い材料になったとの見方が出ている。

 「防衛装備移転三原則」の運用指針の見直しをめぐり、政府は輸出できる防衛装備品の分野に『地雷除去』と『教育訓練』を追加する方向で調整していることが分かった」(同)と伝えられた。ウクライナの復興に向けた支援に役立つ銘柄としての期待もあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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