【株式市場】日経平均は13円高、6日ぶり反発、ただ後場は手控え色強くTOPIXは6日続落

◆日経平均は3万2203円57銭(13円84銭高)、TOPIXは2236.40ポイント(6.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億3223万株

 7月11日(火)後場の東京株式市場は、海外勢の買いが再び強まるのはバカンス明けになるといった見方があり、前場に続いて主力株の売買が盛り上がりを欠く印象を受け、前場堅調だった半導体関連株は上げ幅を縮めながら一進一退となり、前引けにかけて軟化したソニーG<6758>(東証プライム)は一段軟調。大手商社も伊藤忠商事<8001>(東証プライム)などは14時頃から何度か小安くなる場面を見せて小動きとなった。一方、ニッスイ<1332>(東証プライム)は低PBR買いへの期待や円安一服への期待などで上げ幅を保った。化粧品株も高い。日経平均は14時過ぎに105円31銭安(3万2084円42銭)まで下げたが大引けは切り返して小高くなり5日ぶりに反発した。一方、TOPIXは小安いままで6日続落となった。

 後場は、オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)が一段強含んで続伸幅を広げ、引き続き前週後半発表の四半期決算と業績予想の増額など好感。浜木綿<7682>(東証スタンダード)は7月末を基準日とする株式2分割が好感され一段高。ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)はパチスロの新台入替や新紙幣対応などが言われて一段高。ジャパニアス<9558>(東証グロース)は四半期決算の大幅増益など好感され前場から大引けまでストップ高。上場約1か月のABEJA<5574>(東証グロース)は栃木銀行の個人向けサービスのDX化支援など好感され5日ぶりに急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3223万株(前引けは6億888万株)、売買代金は3兆1719億円(同1兆4931億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は718(前引けは1095)銘柄、値下がり銘柄数は1026(同649)銘柄。

 東証33業種別指数は12業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、金属製品、精密機器、鉱業、サービス、非鉄金属、陸運、不動産、電気機器、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る