【株式市場】前場の日経平均は266円高、イランの動向が平穏の様子で買い直す動き強まる

◆日経平均は3万7334円97銭(266円62銭高)、TOPIXは2660.84ポイント(34.52ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億7879万株

 4月22日(月)前場の東京株式市場は、イランのハメネイ師がイスラエルへの「対抗措置には言及せず」(NHKニュースWEB4月22日5時37分)と伝えられたことなどを受けて買い直す動きが広がり、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)、日本航空<9201>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)などが反発基調となった。また、このところの原油やLNG高を受けて東京ガス<9531>(東証プライム)や東京電力HD<9501>(東証プライム)も高い。日経平均は取引開始後に443円45銭高(3万7511円80銭)まで上げ、午前10時に一時15円72銭安(3万7052円63銭)の場面があったが、前引けにかけては上げ幅を200円台に拡げ、前週末の1011円安から反発基調となった。

 FIG<4392>(東証プライム)が最大積載重量70kgのドローンによる空輸などの事業化期待などで反発幅を広げ、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>(東証プライム)は米大手旅行雑誌からの受賞が好感されて反発幅を拡大。ヤマザキ<6147>(東証スタンダード)は中国の1~3月期のGDP5.3%増など好感され反発幅が拡大したとされ、ナガオカ<6239>(東証スタンダード)は原油高が追い風とされ高値を更新。テックファームホールディングス<3625>(東証グロース)は最先端技術による3Dモデル生成ソリューション開発に期待集まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7879万株、売買代金は2兆2448億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1487銘柄、値下がり銘柄数は153銘柄。

 東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値上がりし、電力ガス、海運、空運、証券商品先物、サービス、食料品、鉄鋼、陸運、精密機器、水産農林、銀行、ゴム製品、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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