ハウス食品G本社は一時3000円を割るが回復、営業、経常減益だが通期予想は2ケタ増益率を継続

■第1四半期は営業利益1%減、四半期純利益は2倍に

 ハウス食品G本社(ハウス食品グループ本社)<2810>(東証プライム)は8月3日、3000円(304円安)を割って始まったがほどなく持ち直し、大きく下押しているものの午前11時にかけては9%安の3018円(286円安)前後で底堅い相場となっている。2日の15時に第1四半期連結決算(2023年4~6月)を発表し、営業、経常利益は微減益だったものの、四半期純利益は前年同期の2.2倍に急増。通期予想は各利益とも2ケタの増益率を継続したことなどが好感されている。

 4~6月の連結決算は、売上高が前年同期比6.2%増加した一方、営業利益は同1.1%減の49億14百万円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は事業子会社ハウス食品における退職給付制度の改定に伴う特別利益を計上したことから、同2.2倍の79億78百万円となった。3月通期の予想は全体に据え置き、営業利益は200億円(前期比19.9%増)、四半期純利益は175億円(同28.0%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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