サカタのタネが2000年以降の高値を更新、5月決算「各項目において過去最高」など好感

株式市場 銘柄

■今期は微増益予想だが円安プラスの収益特性のため期待強い

 サカタのタネ<1377>(東証プライム)は7月14日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後は12%高の4880円(530円高)まで上げ、株式分割を考慮した2000年以降の高値に進んでいる。13日の15時に5月決算(連結)などを発表し、「収益認識に関する会計基準」等を適用したため基準が異なるものの、単純比較で売上高が5.5%増加し、営業利益も15.0%増加。「前期に引き続き、各項目において過去最高を更新した」(決算短信より)ことなどが好感されている。

 前期・2022年5月期は、資材や苗木の売上げは収益認識会計基準等の適用による影響などにより減少したが、野菜種子と花種子が大幅な増収となったことや、為替の円安などから、連結売上高は拡大した。営業外では主に為替影響による営業外損益が改善した。今期・2023年5月期の連結業績予想は、売上高を780億円(前期比6.8%増)、営業利益を113億円(同1.1%増)などとした。想定為替レートは、米ドルは133円、ユーロは140円、ブラジルレアルやアジア通貨は6月下旬の水準。微増益予想だが円安プラスの収益特性のため期待は強いとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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