ユーグレナが急伸、今12月期の営業利益を前回予想の2倍に増額修正、好感買い集中

■子会社の売り上げ好調、原価や販売費削減の取り組みも奏功

 ユーグレナ<2931>(東証プライム)は7月28日、買い気配の後19%高の506円(79円高)で始まり、急伸相場となっている。前取引日の午後、今期・2025年12月期の通期連結業績予想の増額修正を発表し、好感されている。500円台回復は今年4月2日以来になる。

 発表によると、現在、当第2四半期連結決算数値の確定に向けた作業を進めているが、子会社のキューサイ株式会社や株式会社サティス製薬における売上が想定を上回って推移していることや、前期より取り組んでいる売上原価や販売費削減の取り組みの効果も想定を上回っている。このため、今12月期の連結売上高は、2月に開示した前回予想を4.2%上回る500億円(前期比5.0%増)の見込みに見直し、調整後EBITDAは同24.0%上回る62億円(同43.2%増)の見込みに、営業利益は前回予想の2倍の24億円(同8倍)の見込みに見直した。集計中の第2四半期決算の発表は8月8日を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る