【株式市場】日経平均は463円安、米国債の格下げを受け米金利に上昇懸念、グロース株に影響

◆日経平均は3万2244円08銭(463円61銭安)、TOPIXは2274.99ポイント(26.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億8075万株

 8月3日(木)前場の東京株式市場は、NY市場で米格付期間による米国債の格下げを受けて金利上昇懸念が高まり、グロース株の下げが目立ちNASDAQ指数の下げが大きくなったことなどを受け、アドバンテスト<6857>(東証プライム)など日経平均への影響度の大きい値がさ半導体関連株が軟調となり、円安にもかかわらず自動車株や大手商社株なども軟調となった。半面、四半期決算が好調だったサンリオ<8136>(東証プライム)や日本ライフライン<7575>(東証プライム)などは急伸。自社株買いも発表した川崎汽船<9107>(東証プライム)は一段高。日経平均は331円安で始まり、午前10時頃に527円67銭安(3万2180円02銭)まで下押し、前引けにかけても戻りは重い様子だった。

 全体相場が大幅続落模様とあって、好業績株への選別買いが強まり、JVCケンウッド<6632>(東証プライム)は2日続けて大幅高となり第1四半期の大幅増益を連日好感。インテリジェントウェイブ<4847>(東証プライム)は6月決算と今期予想など好感され一段高。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>(東証プライム)は伊藤忠商事による公開買付(買付価格1株4325円)で昨日午後から2日連続大幅高。アップルインターナショナル<2788>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され急伸。Aiming<3911>(東証グロース)は第2四半期決算など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算はこのところボリュウムアップし8億8075万株、売買代金は2兆1210億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は190銘柄、値下がり銘柄数は1604銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、海運、精密機器が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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