キッコーマンは昨日の下げを奪回、第1四半期好調、「全体相場に大きな亀裂の後は相場の主役が交代」とされ注目集まる

キッコーマン

■売上収益は12.4%増加し営業利益は59.6%増加

 キッコーマン<2801>(東証プライム)は8月6日、買い気配で始まった後ストップ高の1744.0円(300.0円高、21%高)で始値をつけ、昨5日の下げ幅285.5円を奪回してお釣りが来る急伸となっている。5日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結、IFRS)の営業利益が前年同期比59.6%増などと大幅増益だった上、全体相場の物色動向について、「昨日のような急落ランキングを塗り替えるような亀裂が入った後は相場の主役が変わることがある」(株式市場関係者)との見方があり、これまでの半導体株などに代わって注目を集める期待が出ている。

 第1四半期の連結決算は、国内の売り上げが食料品製造・販売事業全体で前年同期を上回り、海外でも食料品製造・販売及び食料品卸売事業ともに、前年同期の売り上げを上回った。売上収益は前年同期比12.4%増加し、営業利益は同59.6%増の214億74百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同69.9%増の180億46百万円だった。今3月期の連結業績予想は全体に従来予想を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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