山崎製パンが後場一段高、信用売り残が多く第2四半期の決算好調で売り手「窮地」の見方

■なか一日空けて再び高値、買い戻しが上げに拍車の期待も

 山崎製パン<2212>(東証プライム)は8月4日の後場、一段と上げて続伸幅を広げ、2436.0円(123.5円高)をつけて2日ぶりに年初来の高値を更新し、2018年以来の高値に進んでいる。8月1日に発表した第2四半期連結決算(2023年1~6月・累計)が2月に開示した予想を大幅に上回り、通期の業績・配当予想の増額修正なども発表したため注目が再燃し、翌2日は12%高(245円高の2326.0円)と急伸。なか一日空けて再び一段高となっている。

 信用取引の取組を見ると売り残が買い残を上回る「売り長」状態で、売り残約51万株、買い残約9万株(8月2日現在)。株価が強いため売り手は「窮地」に陥っているとみられ、買い戻すための買い注文が増えれば一段と値を押し上げる要因になるため注視する向きもある。8月2日には、野村証券が山パン株の目標株価を400円引き上げて3000円円に見直したと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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