【株式市場】日経平均は28円安、好決算株に人気集中し224円安から135円高まで高下

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2130円94銭(28円34銭安)、TOPIXは2267.36ポイント(0.99ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億1610万株

 8月4日(金)前場の東京株式市場は、6月締めの業績発表がヤマ場を迎える中、引き続き好決算銘柄に買いが集まる相場となり、自社株買いも一緒に発表した日本郵船<9101>(東証プライム)、減益だったが中国事業などで大胆な構造改善を行う花王<4452>(東証プライム)などが活況高となり、事前予想を上回ったカシオ<6952>(東証プライム)なども大きく上げた。鉄鋼、大手商社、銀行・保険、などもしっかり。日経平均はNY安などを受けて取引開始直後に224円93銭安(3万1934円35銭)まで下げたが、中盤に135円42銭高(3万2294円70銭)まで上げる場面があり、前引けは小幅安にとどまった。

 Zホールディングス<4689>(東証プライム)が一気に高値を更新し、第1四半期としての売上高最高、最高益など好感。加賀電子<8154>(東証プライム)は来期からの収益再拡大予想などに期待再燃し大きく出直り、品川リフラクトリーズ<5351>(東証プライム)は9月末の株式5分割も好感されてストップ高。アーバネットコーポレーション<3242>(東証スタンダード)は今期の売上高23%増予想など注目されて年初来の高値を更新。BASE<4477>(東証グロース)は第2四半期決算の大幅改善など好感され急伸。ログリー<6579>(東証グロース)は資本業務提携効果への期待などで再び戻り高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1610万株、売買代金は1兆9493億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は841銘柄、値下がり銘柄数は905銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、保険、鉱業、銀行、卸売り、鉄鋼、倉庫運輸、小売り、空運、輸送用機器、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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