ニップンが急伸、第1四半期の営業利益2.2倍など好感され5年ぶり2000円台に

業績でみる株価

■冷凍食品類の伸長、中食事業の堅調な推移など寄与

 ニップン<2001>(東証プライム)は8月7日、買い気配の後9%高の2026円(160円高)で始まり、約1か月半ぶりに年初来の高値を更新し、一気に2018年10月以来の2000円台に進んでいる。4日の15時に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月)で営業利益が前年同期の2.2倍の54億47百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益も同64.3%増の44億79百万円と大幅に増加し、注目集中となっている。

 23年4~6月は、原材料や各種コスト上昇を受け段階的に実施した価格改定により、連結売上高は同14.4%増の986億31百万円となり、利益面では、冷凍食品類の販売数量伸長、中食事業の堅調な推移などにより大幅な増益となった。3月通期の連結業績予想は期初に開示した数字を全体に据え置き、営業利益は125億円(前期比1.7%増)。長期ビジョンで売上高5000億円・営業利益250億円の達成を掲げており、そのマイルストーンとして、26年度までに売上高4000億円、営業利益150億円の達成を目指しているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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