ジーニーは第1四半期の大幅増益と自社株買いなど好感され大きく出直る

株式市場 銘柄

■EBITDAは0.5億円の赤字から1.93億円の黒字に大きく転換

 ジーニー<6562>(東マ)は8月16日、13%高の1099円(129円高)で始まったあとも4ケタ(1000円)台で強い推移を続け、大きく出直っている。13日に発表した第1四半期決算が大幅増益となり、自己株式の取得(自社株買い)、従業員向け株式給付信託の導入も発表し、好感されている。

■自社株買いは、35万株、総額3.5億円を上限に22年8月まで実施

 自社株買いは、普通株式35万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.94%)、取得総額3.5億円を上限として、2021年8月16日から22年8月15日まで実施する。

 第1四半期の連結決算(2021年4~6月)は、広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業とも好調に推移。営業、経常、純利益とも前年同期の赤字から黒字に転換し、とりわけ同社が経営指標として重視するEBITDA(償却前利益)は前年同期の0.5億円の赤字から1.93億円の黒字に大きく転換した。通期の業績予想は据え置き、EBITDAは12.6億円から14.6億円(前期比2.1倍から2.5倍)。営業利益は6.4億円から8.4億円(同3.3倍から4.3倍)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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