イトーキが昨年来の高値に迫る、第3四半期までの業績が通期予想を超過、12月決算への期待強い

■「APセンター」の1月本格稼働も期待要因に

 イトーキ<7972>(東証プライム)は12月22日の後場、一段ジリ高となり、13時30分を過ぎて5%高の581円(28円高)まで上げ、12月14日につけたばかりの昨年来高値590円に迫っている。第3四半期までの連結営業利益(2022年1~9月)が通期予想を上回り業績好調な上、滋賀工場内に建設した「APセンター」(自社製品の保管・組立・出荷を一元的に行うセンター)が23年1月から本格稼働することも期待材料視されている。

 第3四半期の連結営業利益(2022年1~9月)は前年同期の2.4倍の40.86億円だった。12月通期の予想は据え置き40億円(前期比56.2%増)。経常利益、純利益も通期の予想額を超過しており、12月決算への期待が強い相場になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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