【株式市場】前場の日経平均は620円安、米金利の高止まり観測などで株価指数連動型の売り

◆日経平均は3万1666円36銭(620円85銭安)、TOPIXは2266.44ポイント(20.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億679万株

 8月25日(金)前場の東京株式市場は、米金利の高止まり観測やNYダウ370ドル安を受けて朝一番から株価指数連動型の売りが続いたとされ、日経平均構成銘柄を中心に下押す相場となった。為替は円安のため、ホンダ<7267>(東証プライム)などは朝寄り後に小高くなる場面があったが軟調に推移。一方、みずほFG<8411>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)などは小高い。日経平均は446円安で始まり、ほどなく下げ幅を500円台に広げて一進一退を続け、午前10時45分頃に651円99銭安(3万1635円22銭)まで下押した。アドバンテスト<6857>(東証プライム)と東京エレク<8035>(東証プライム)で200円引き下げたもよう。前引けも下げ幅600円台となった。

 ブイキューブ<3681>(東証プライム)がオンライン株主総会の支援シェア1位とされて値上がり率上位に顔を出し、JR東海<9022>(東証プライム)は「ドクターイエロー」を活用した新ビジネスが注目され堅調。環境管理センター<4657>(東証スタンダード)は原発処理水の海洋放出にともなう測定需要への期待が言われ大きく出直り、アクアライン<6173>(東証グロース)は引き続き東京都の節水など水不足関連株とされて一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億679万株、売買代金は1兆4682億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は567銘柄、値下がり銘柄数は1174銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、海運、サービス、不動産、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る