【株式市場】日経平均は528円高、後場一段と上げ一時上げ幅691円に

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8455円60銭(528円23銭高)、TOPIXは1989.85ポイント(42.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し12億9111万株

 12月7日(火)後場の東京株式市場は、新型コロナ「オミクロン株」は重症化の度合いが高くないとの米医療首席顧問の発言が伝えられたこと、中国株が預金準備率引き下げなどを受けて高いことなどが好感され、コマツ<6301>(東1)やファナック<6954>(東1)などが一段と上げてジリ高を続け、空運株も一段高。前場上げた海運株は高値圏で値を保った。日経平均もほぼ一本調子に上げ幅を広げ、大引けにかけて691円09銭高(2万8618円46銭)まで上げ大幅に反発した。

 後場は、半導体株の出直りに続くようにTDK<6762>(東1)などが一段ジリ高となり、日本電波工<6779>(東1)は証券会社の投資判断もあり一段と上げて売買交錯。Jトラスト<8508>(東2)は子会社・日本保証の新事業など注目され出直り拡大。メタリアル<6182>(東マ)はメタバースで旅行体験ができる株主優待の開始など好感され一段高。シーズメン<3083>(JQS)は提携によるメタバース支援事業に期待強く2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加し12億9111万株(前引けは5億2165万株)、売買代金は3兆1136億円(同1兆2734億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は2110(前引けは1981)銘柄、値下がり銘柄数は58(同162)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同じく水産農林を除いた32業種が値上がりし、値上がり率上位は、空運、海運、金属製品、ガラス土石、鉄鋼、陸運、卸売り、鉱業、非鉄金属、証券商品先物、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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