タカミヤとAGRISTが開発した自動化農業システムのモデルハウスが鹿児島に、AIとロボットがピーマンを収穫

■自動化農業システム『Sustagram Farm』が鹿児島県で竣工

 足場をはじめとする仮設機材の総合プラットフォーマーとして、建設業界を支えるソリューションを提供するタカミヤ<2445>(東証プライム)は25日、AGRISTとの共同事業である自動化農業システムパッケージ『Sustagram Farm』の農業用モデルハウスが鹿児島県東串良町に竣工したと発表。タカミヤのハウス「G-Castle Neo48」に、AGRISTのピーマン自動収穫ロボット「L」が実装された。

■ピーマン自動収穫ロボット仕様にした農業用ハウス

 タカミヤの農業用ハウスは、高軒高でありながらアーチピッチを極限まで広げ、高い採光性を確保している。今回、AGRISTのピーマン自動収穫ロボット「L」に適応するために、ハウス内上部にワイヤー式のレールを作成し、ロボット「L」の導入を可能した。日々の管理作業を遮らないよう、ハウス内の高位置にロボットが旋回するレールを作成した。

■ピーマン自動収穫ロボットの特徴

 ハウスに導入するロボットは、搭載されているカメラから得たハウス内のピーマンの画像をAIが識別・判断し、自動で収穫を行いる。また、独自機能の収穫ハンドで茎を短くカットし、ピーマンの出荷基準の茎の長さにするため、収穫後そのまま出荷できる。ロボットを導入することで、収穫時の人手不足をサポートすることが期待されている。また、ロボットがハウス内を移動しながら各農場ごとのオリジナルデータを集めることで、より効率的な営農の場や環境を提供する仕組みの搭載も予定されている。テクノロジーを活用することで、新規就農者だけでなくすべての生産者の収益が向上することを目標としている。

■持続可能な日本の農業を実現へ

 Sustagram Farmは、農業用ハウス・ロボット・AIを組み合わせた農業を実証している。既に実践している近い未来の農業を、農業参入をご検討されている事業会社の皆様と一緒に、創っていき、持続可能な日本の農業を実現していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る