【株式市場】日経平均は小反落80円安、後場は低PBR株など人気でTOPIXは2日続伸

◆日経平均は3万994円67銭(80円69銭安)、TOPIXは2264.08ポイント(0.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億3721万株

 10月6日(金)後場の東京株式市場は、米国6日発表の雇用統計などによっては米金融当局の次回の会合(10月31日)で利上げを見送るとの観測が言われ、前場上げた鉄鋼、海運、大手商社などが引き続き堅調に推移し、自動車株も一部を除き堅調でホンダ<7267>(東証プライム)などは一段ジリ高となった。三陽商会<8011>(東証プライム)は業績予想の増額と『PBR改善計画』が好感されて前引け間際にストップ高となったまま大引けまで買い気配。三菱紙<3864>(東証プライム)はスポーツクラブの譲渡と低PBRが材料視され一段高。日経平均は一段と持ち直して始まり、13時過ぎからは何度も前日比で小高くなりながらもみ合ったが大引けは小安かった。一方、TOPIXは小高く2日続伸。

 後場は、ジンズホールディングス<3046>(東証プライム)が一段ジリ高となり9月の月次売上高好調を好感。大黒天物産<2791>(東証プライム)は11月決算の上振れ期待などで一段ジリ高。日本アイ・エス・ケイ<7986>(東証スタンダード)は業績への期待と低PBR向上策への期待などでストップ高。旅工房<6548>(東証グロース)は後場一段と上げ韓国からの日本地方空港便が復活の動きと伝えられ期待高揚。スリー・ディー・マトリックス<7777>(東証グロース)は次世代止血剤の症例登録8月完了のため期待強く一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億3721万株(前引けは7億7万株)、売買代金は3兆2001億円(同1兆5975億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1284(前引けは1340)銘柄、値下がり銘柄数は507(同438)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、パルプ紙、電力ガス、食料品、証券商品先物、水産農林、不動産、建設、卸売り、ゴム製品、空運、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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