三陽商会が連日急伸、IR活動の更なる強化などズバリ「PBR改善」と題した計画や好決算を好感

■第2四半期決算は各利益とも大幅に黒字転換、通期予想など増額修正

 三陽商会<8011>(東証プライム)は10月10日、取引開始後に15%高の2607円(349円高)まで上げた後も14%高の2570円前後で売買され、2日続けて大幅高となって2018年以来の高値に進んでいる。前取引日の10月6日午前11時に第2四半期決算と業績予想の増額修正、そしてズバリ「PBR改善計画」と題した資産効率経営に関する計画を発表し、株価は発表直後から急伸。6日はストップ高となり、週明けも買い先行となっている。

 第2四半期(2023年3~8月・累計)連結決算は売上高が前年同期比10.6%増加し、各利益は前年同期比で大幅な黒字に転換した。百貨店を始めとする実店舗への集客が順調に回復したことや、プロパー販売強化や値引販売の抑制が計画通りに進展したことなどを要因とした。

 こうした推移を受け、今2月期(2024年2月期)の連結業績予想、配当予想を増額修正し、営業利益は従来予想を14.8%上回る31億円に、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.0%上回る28億円に見直した。

 PBR(株価純資産倍率)は、資産の効率的な活用の程度を示す尺度。「PBR改善計画」では「各種施策実行による株主資本コストを上回るROE(注:株主資本利益率)目標の達成、IR活動の更なる強化、次期中期経営計画/成長戦略の策定・実行により、PBRの改善を図る」とし、「配当水準の段階的向上等のEquityのコントロールにより、ROE8.5%の達成を目指す」などとした。今期・24年2月期末配当(期末のみ実施)は、DOE(株主資本配当率)を従来の2%から3%に変更し、1株当たり従来予想比29円増の88円(前期比では33円の増配)に修正した。DOEは中期的に4%に引き上げるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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