ELEMENTSが急伸、四半期黒字化などに注目集まりジリ安傾向から出直り急

■第3四半期累計も赤字改善、選択と集中によるコスト最適化など寄与

 顔認証AI開発などのELEMENTS<5246>(東証グロース)は10月13日、飛び出すように急伸する相場となり、18%高の596円(90円高)まで上げた後も560円前後で売買され、7か月続くジリ安傾向の中で出直りを探る展開となっている。12日の15時に発表した第3四半期連結決算(2022年12月~23年8月・累計)で各利益とも赤字が改善し、直近3ヵ月(6~8月)は営業利益およびEBITDAの⿊字化を達成としたため注目が集まった。

 第3四半期連結決算(2022年12月~23年8月・累計)は、売上高が前年同期比4.6%増加し、営業利益は3億75百万円の赤字で前年同期の4億46百万円の赤字から16%改善した。売上総利益率の改善に加え、選択と集中によるコスト最適化などが寄与。6~8月の四半期ベースでは「営業利益(89百万円)およびEBITDA(92百万円)と⿊字化を達成」(決算説明資料)した。11月通期の予想は全体に据え置いたが、期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る