富士製薬工業とエムスリー、月経困難症治療剤「FSN-013」の製造販売承認申請

■FSN-013の日本における製造販売承認申請

 富士製薬工業<4554>(東証プライム)とエムスリー<2413>(東証プライム)は18日、月経困難症治療剤として開発中のエステトロール/ドロスピレノン配合剤(FSN-013)について、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。

 同剤は、天然型エストロゲンのエステトロールを新規成分として含み、エストロゲン受容体に選択的に作用することが特徴である。月経困難症は、月経期間中に月経に伴う病的な状態を指し、下腹部痛や頭痛などの症状がある。働く女性の約70%が月経前や月経中に強い症状があると回答しており、生活や仕事に影響を及ぼす可能性がある。

 同剤は、米国や欧州などではすでに販売されており、タイでは富士製薬工業の子会社が2023年5月から販売を開始している。富士製薬工業とエムスリーは、2024年中の上市を目指して準備を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る