能美防災が反発、第2四半期の予想営業利益を3倍に増額修正、注目再燃

■通期予想は据え置いたが受注環境は引き続き堅調な推移を見込む

 能美防災<6744>(東証プライム)は10月27日、反発相場となり、6%高の1835円(105円高)まで上げた後も5%高前後で堅調に売買され、終値ベースではほぼ1か月ぶりに1800円台を回復している。26日の15時に第2四半期業績予想(2023年4~9月・累計)の増額修正を発表し、連結営業利益は5月に開示した従来予想の約3倍の14億90百万円としたことなどで再び注目されている。

 4~9月は、「受注環境が想定よりも堅調に推移する中、部品の供給制約が概ね解消され」「売上高が増加したことに加え、販管費の計上の一部が第3四半期以降に後ろ倒しとなったことなどから」(発表リリース)、連結業績は従来予想に対し売上高は5.9%上回る見込みとなり、営業利益は2.98倍の見込みに、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.4倍の見込みになった。3月通期の予想は据え置いたが「受注環境は引き続き堅調に推移することが見込まれ」るとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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