【株式市場】日経平均は197円安、後場主力株の下げ目立つ、朝33年ぶり高値をつけ目先は達成感も

◆日経平均は3万3388円03銭(197円17銭安)、TOPIXは2372.60ポイント(18.45ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は14億2836万株

 11月20日(月)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が13時頃にかけて一段軟化し、ソニーG<6758>(東証プライム)は13時半頃にかけて下げ幅を拡大、京セラ<6971>(東証プライム)は終盤に一段安など、主力株に売りが出る様子となった。アドバンテスト<6857>(東証プライム)は終始ジリ安となり半導体関連株もさえない。一方、みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀行株は堅調で損保株もしっかり。日経平均は13時頃にかけて232円51銭安(3万3352円69銭)まで一段安となったが、その後は大引けまで一進一退。朝方に一時年初来の高値を上回り1990年3月以来33年ぶりの高値を更新したが、終値での更新は持ち越しとなった。

 後場は、ニトリホールディングス<9843>(東証プライム)が一段と上げ為替の円高を好感。パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)は前場の高値を抜けなかったが引き続き子会社株式の一部売却など好感され堅調。カワセコンピュータサプライ<7851>(東証スタンダード)はPBR向上策など何か飛び出す期待が言われ再び急伸。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は一段高で始まりストップ高。月初の四半期決算発表後に2日連続ストップ高と急伸したあともジリ高を続け需給が引き締まったとの見方。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は2日連続ストップ高となり、いきなり動意を強めて値幅高を演じる傾向があるとされ投機買いが強まった様子で、13日発表の四半期決算の赤字改善を評価する買いの見方。グリッド<5582>(東証グロース)はAIソリューションの提供先の四国電力が年間十億円を超える収益との発表に注目集まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は14億2836万株(前引けは6億6152万株)、売買代金は3兆6754億円(同1兆8011億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は521(前引けは670)銘柄、値下がり銘柄数は1110(同934)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは8業種)の値上がりにとどまり、保険、鉱業、銀行、サービス、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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