東京エレクトロンが最高値に迫る、米半導体株指数高など好感、米金利情勢も追い風に

■米FOMC後に一服しても引き続き注目できるとの見方

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は12月12日、大きく出直って始まり、取引開始後は4%高の2万4020円(1015円高)まで上げ、約2週間ぶりに2万4000円台を回復、約半月前につけた実質的な上場来の高値2万4480円(株式分割調整後)に向けて上値を追っている。NY株式市場でダウ平均やS&P500種、半導体株指数SOXが年初来の高値を更新し、半導体関連株が軒並み高となったことや、半導体製造装置の世界的大手ASM(オランダ)が米アリゾナ州の拠点に3億ドルを投資すると前週に伝えられたことなどが買い材料視されている。半導体株が全面高の中でも値上がり率が大きい。

 半導体関連株はグロース株の代表格とされ、NY市場、東京市場とも米金利の低下感が強まると値上がりする傾向が続いている。米国金利は次回の金融政策決定会合FOMC(12月12、13日)で3会合続けて利上げを見送るとの観測が優勢になっているとされ、2024年前半にも利下げに転じるとの予想も出ている。FOMC後に一服しても引き続き注目できるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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