日本製鉄は一段安で始まる、米USスチールの買収発表に受け止め方が分かれる

■買収額2兆円規模、米に鉄源一貫製鉄所、グローバル拠点を多様化

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は12月19日、一段安で始まり、取引開始後は5%安の3074.0円(165.0円安)をつけて約5か月ぶりに3100円台を割り込んでいる。18日夜にグループ会社を通じて米鉄鋼大手USスチールの買収を発表。買収額が2兆円規模になることもあり、受け止め方が分かれている。

 発表によると、「米国鋼材市場は国内需要が今後も安定的に伸長すると見込まれていることに加えて、先進国最大の市場であり、高水準の高級鋼需要が期待できることから、当社の培ってきた技術力・商品力を活かせる地域」であり、「本買収は、当社の海外事業戦略に合致するだけなく、規模及び成長率が世界的に見ても大きいインド、ASEANに加えて、先進国である米国に鉄源一貫製鉄所を持つことによるグローバル事業拠点の多様化の観点からも、大きな意義のある投資と判断」した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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