日清食品HDが反発、2月は値上がりした日が1回しかなく売られ過ぎ感

■証券会社の目標株価を下回って推移、既存事業の利益は堅調推移

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は2月21日、6日ぶりに反発し、2946.0円(33.0円高)まで上げた後も堅調に売買され、2022年以来の安値圏から出直っている。2月に入ってから昨20日まで値上がりした日が1回しかない低迷相場だが、19日にUBS証券が同社株の目標株価を3100円に見直したと伝えられ、従来から引き下げたものの3000円台とした。3000円割れは売られ過ぎとの見方が出ている。

 2月5日に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・累計、IFRS/連結)は売上収益が前年同期比ィ6.1%増加した一方、既存事業コア営業利益は同7.4%減など各利益とも減益だった。国内即席めん事業は増収微減益。海外事業も増収減益。一歩、国内非即席めん事業は増収増益となり、「足許では、冷凍・シスコ・湖池屋が大幅増収」(決算説明資料より)だった。「既存事業コア営業利益は前期比減益も、社内計画を超過。通期では期初ガイダンス達成を見込む」(同)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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