リケンNPRは経営統合新会社としての高値を更新、半導体製造用ヒーター会社の株式取得を好感

■発熱体が化石燃料加熱から電気加熱に置き換わる潮流をとらえる

 リケンNPR<6209>(東証プライム)は12月26日の前場、7%高の2081円(141円高)まで上げ、経営統合新会社として上場した10月1日以来の高値を更新し、前引けも2078円と高値圏で強い値動きとなった。25日の夕方、半導体製造装置向け低温領域の中小型ヒータ製造を得意とする株式会社シンワバネス(東京都品川区)の株式取得(孫会社の取得)を発表し、注目が集まった。事業ポートフォリオ改革に取り組む中でネクストコア事業のひとつと位置付けている熱エンジニアリング事業を飛躍的に強化する。

 発表によると、近年、各種産業における『加熱』において、カーボンニュートラルの潮流により、化石燃料による燃焼加熱から、発熱体による電気抵抗加熱へ置き換える研究開発が盛んになっている。効率性を高め、環境に配慮した発熱体、ヒータユニットの需要は増加し、新たな技術の高度化を通じた幅広いお客様からのニーズに応えることが急務となっている。リケンNPRもセラミックス系発熱体「パイロマックススーパー」などを開発しているが、本株式取得により、カーボンニュートラルの潮流の中で大きな成長可能性がある電気抵抗加熱ヒータ市場をリードしていくことが可能となる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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