【株式市場】<新年初取引>前場の日経平均は415銭安、能登地震の影響も言われ朝寄り後は一時770円安

◆日経平均は3万3048円58銭(415円59銭安)、TOPIXは2364.23ポイント(2.16ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は多めで8億8005万株

 1月4日(木)<新年初取引>前場の東京株式市場は、イランでの爆発発テロや米NASDAQの4日続落に加え、能登の地震を受けた海外資金の売りも言われ、日経平均が取引開始に一時770円99銭安(3万2693円18銭)まで急落し、前引けも下げ幅400円台で大幅安の始まりとなった。

 中で、北陸電気工事<1930>(東証プライム)などが復興関連株として軒並み活況高となり、中東地域や紅海での緊張を受けて日本郵船<9101>(東証プライム)が実質的な上場来の高値を更新など海運株の上げが目立ち、原油相場の上げを受けて石油資源開発<1662>(東証プライム)なども高い。

 北陸が地盤のトナミホールディングス<9070>(東証プライム)、新潟地盤の福田組<1899>(東証プライム)やキタック<4707>(東証スタンダード)も活況高となり、護岸工事などの太洋基礎工業<1758>(東証スタンダード)、架線器具などの大谷工業<5939>(東証スタンダード)、屋根瓦の鶴弥<5386>(東証スタンダード)、地盤ネットホールディングス<6072>(東証グロース)、地盤計測のITbookホールディングス<1447>(東証グロース)なども上げた。

 東証プライム市場の出来高概算は多めで8億8005万株、売買代金も増えて2兆1593億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は964銘柄、値下がり銘柄数は648銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、海運、鉱業、石油石炭、建設、鉄鋼、医薬品、倉庫運輸、輸送用機器、電力ガス、空運、ガラス土石、日鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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