スズキは大きく出直って始まる、インドでの大型投資を好感、3月末の株式4分割も材料視

スズキ SUZUKI 7269

■6600億円を投じ新工場、インドで発表と伝えられる

 スズキ<7269>(東証プライム)は1月11日、再び大きく出直って始まり、取引開始後は4%高の6365円(232円高)まで上げ、昨年11月につけた2018年以来の高値6577円に向けて上値を指向している。鈴木社長がインドで10日、「3820億ルピー(約6600億円)を投じ、西部グジャラート州での四輪生産を拡大すると発表した」(日本経済新聞1月11日付朝刊)と伝えられ、成長国での積極投資が好感されている。2024年3月末日を基準日とする株式4分割も発表済みで、分割期待の買いも入っているようだ。

 同社株は昨年11、12月にダイハツ工業の認証不正問題を受けて「軽」車種の需要が回ってくる期待などが強まり、人気化する場面があった。株式分割は、24年3月31日(日)(実質的には24年3月29日(金))を基準日として、同日付の株主の所有する当社普通株式1株につき4株の割合をもって分割する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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