
■第1四半期決算は売上高3.9%増加、「ロイヤルブレッド」大きく伸長
山崎製パン<2212>(東証プライム)は4月30日、一段高で始まり、取引開始後は4%高の3434.0円(138.0円高)まで上げ、約1週間ぶりに年初来の高値を更新している。25日に発表した第1四半期決算(2025年1~3月・連結)を受けて再び続伸相場となっており、30日はコメ価格の16週連続値上がりが伝えられたこともあってパン食の需要増加への期待が強まる様子となっている。
第1四半期決算(2025年1~3月・連結)は売上高が前年同期比3.9%増加し、営業利益は同1.8%増加した。やや物足りないとの受け止め方もあるようだが、「本年1月から新規技術を活用して品質を向上させた『ロイヤルブレッド』が大きく伸長するとともに、『スイートブレッド』などの低価格食パンや前期に品質を向上させた『レーズンゴールド』が好調」(決算短信より)としたほか、「2極化・3極化戦略」で低価格製品の充実も進めているとし、期待の強まる相場になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)