カネカは2か月ぶりに3800円台を回復、外壁・窓での発電など注目されPBR向上に向けた取組も期待

■東証が資産効率を意識する銘柄を公表の方針とされる点も材料視

 カネカ<4118>(東証プライム)は1月11日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は6%高の3828.0円(217.0円高)をつけて約2か月ぶりに3800円台を回復している。このところ「面白い技術や製品の発表が続いている」(株式市場関係者)とされ、1月8日に発表した「外壁・窓で発電する外装システム」、9日に発表した「脳血栓回収用機器の日本独占販売契約」、10日に発表した生分解性バイオポリマー製品のホテル初納入、などが材料視されている。

 また、同社株はPBR(株価純資産倍率)が0.6倍前後のため、東証が進めているPBR向上に向けた取組への期待もある。東証は1月15日に資産効率と株価を意識する経営方針を発表した銘柄を公表すると伝えられており、引き続き注目度の高い相場が続くとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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