【株式市場】前場の日経平均は191円高、中盤に620円高まで上げ一時3万6000円台

◆日経平均は3万5810円35銭(191円17銭高)、TOPIXは2518.73ポイント(14.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し10億5130万株

 1月17日(水)前場の東京株式市場は、為替の1ドル147円台に入る円安などが好感され、日経平均や株価指数を買う動きが活発とされ、各業種の主力株などの上げが目立った。トヨタ<7203>(東証プライム)は約4か月ぶりに実質的な上場来高値を更新し、ダイハツに是正命令が出たことでアク抜けの見方も。第一生命HD<8750>(東証プライム)は米金利反発も好感。日本郵船<9101>(東証プライム)などの大手海運株も実質最高値を更新し紅海での軍事緊張など材料視。三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社も上げ米バフェット氏が再び注目の観測報道。日経平均は231円高で始まり、中盤に620円04銭高(3万6239円22銭)まで上げて一時1990年以来の高値を更新したが、前引けにかけては上げ幅を縮めて190円高となった。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)が一時ストップ高の7日続伸基調となり、次世代コンピュータ通信インフラ『Beyond5G MEC』に関するプラットフォーム開発などを受けて2010年以降の高値を連日更新。プロネクサス<7893>(東証プライム)は急反発となって高値に進み、東証が各企業に英文での情報開示を要請の方針とされ追い風の見方。モビルス<4370>(東証グロース)も急伸し一時ストップ高。大真空<6962>(東証プライム)は11月の為替差益計上が思い出され一段高。松尾電機<6969>(東証スタンダード)は新中期計画など好感されストップ高。アスマーク<4197>(東証スタンダード)は11月決算と今期予想など好感され2日連続大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し10億5130万株、売買代金は2兆9339億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1107銘柄、値下がり銘柄数は490銘柄。

 東証33業種別指数は28業種値上がりし、保険、卸売り、小売り、ゴム製品、海運、輸送用機器、非鉄金属、ガラス土石、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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