【株式市場】日経平均は263円安、NY株安やロシアからのサイバー攻撃など影響、円安進み自動車などは高い

◆日経平均は2万7362円83銭(263円68銭安)、TOPIXは1911.79ポイント(1.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億6577万株

 9月7日(水)前場の東京株式市場は、NASDAQの7日続落などNY株の下落に加え、ロシアのハッカー集団が日本政府へのサイバー攻撃声明と伝えられ、手控えムードが漂った。円相場は1998年以来の1ドル143円台の円安進行となり、値がさ半導体株や精密機器、海運株などが幅広く下落。一方、三井不<8801>(東証プライム)などは円安のため海外からの土地買い拡大期待などで堅調、ホンダ<7267>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は80円安で始まり、午前10時30分頃に357円81銭安(2万7268円70銭)まで下押したが前引けは下げ幅200円台まで持ち直した。

 シダックス<4837>(東証スタンダード)はオイシックス・ラ・大地<3182>(東証プライム)からのTOB(公開買付)に加えコロワイド<7616>(東証プライム)が事業の一部買収を提案と伝わり急反発。大谷工業<5939>(東証スタンダード)は地震対策の新事業など材料視され再び一段高。FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)、セキュアヴェイル<3042>(東証グロース)などはロシアのハッカー集団が日本政府にサイバー攻撃と伝えられ活況高。インフォネット<4444>(東証グロース)はサイバーセキュリティ企業との提携など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6577万株、売買代金は1兆4089億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は271銘柄、値下がり銘柄数は1517銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、保険、その他製品、不動産、輸送用機器、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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