【編集長の視点】セキュアヴェイルは子会社ツール新規採用に業績再上方修正期待がオン

■情報セキュリティ事業と人材サービス事業の売り上げも好調

 セキュアヴェイル<3042>(東証グロ-ス)は、前日23日に80円高の395円とストップ高して引け、変わらず含めて6営業日続伸した。東証グロース市場の出来高ランキングの第3位にランクインする大商いとなった。直接の買い材料は、前日12日に発表した同社子会社のLogStareが開発・販売しているMicrosoft365の可視化・レポートツール「LogStareM365」が、ミルボン<4919>(東証プライム)に新規採用されミルボンのサイバーセキュリティー水準の向上と業務効率化が期待されることである。これに加えて同社は、昨年9月15日に投資有価証券売却益の計上で今2024年3月期の純利益を上方修正し、この後、持分法適用会社の株式譲渡益が発生し業績寄与を精査中としてきており、来月2月2日に予定している今3月期第3四半期(2023年4月~12月期、3Q)決算の発表時に再上方修正を催促する低位割安株買いもオンしている。

■保有上場株式の売却に続き持分法適用会社の株式も譲渡

 同社の今3月期純利益は、保有上場株式の売却に伴い3億2500万円の特別利益を計上し、期初予想の2100万円(前期は4400万円の赤字)から2億4500万円に上方修正され黒字転換幅を拡大させた。さらに昨年12月には持分法適用関連会社セキュアイノベーションの株式を譲渡し7800万円の特別利益発生を発表、この今期業績への影響は精査中としていた。3Q決算発表時に精査中の今期業績の再上ぶれ期待も高めている。

 本業も順調に推移している。昨年11月に開示した今期第2四半期(2023年4月~9月期、2Q)累計業績は、売り上げ5億1000万円(前年同期比1.7%増)、営業利益3200万円の赤字(前年同期は4300万円の赤字)、経常利益3500万円の赤字(同4300万円の赤字)、純利益2億2000万円の黒字(同4300万円の赤字)となった。情報セキュリティ事業の売り上げが前年同期比7.1%増となりセグメント利益の赤字が縮小し、人材サービス事業の売り上げが37.9%増、セグメント利益が黒字転換したことなどが要因となった。今3月期通期業績は、売り上げ12億5000万円(前期比21.5%増)、営業利益3000万円(前期は3400万円の赤字)、経常利益3000万円(同3000万円の赤字)、純利益2億4500万円(同4400万円の赤字)と見込んでいる。

■GC示現で上昇トレンド転換を示唆しPER12倍の割安修正に再発進

 株価は、昨年9月の今期純利益の上方修正で300円台に乗せ、医療機関向けのセキュリティ運用サービス「NetStare for Medical」のリリースとともにストップ高を交え分割権利落ち後475円まで急騰した。その後の調整安値268円からは今期2Q業績評価で338円までリバウンド、足元では300円台出没のなか5日移動平均線が25日移動平均線、75日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆している。PERは12.3倍と割安であり、分割落ち後高値475円奪回へ再チャレンジしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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