【編集長の視点】レオパレス21は1Q好決算を見直し内需系割安株買いが再燃して反発

 レオパレス21<8848>(東1)は、前日15日に6円高の796円と変わらずを含めて5営業日ぶりに反発して引け、取引時間中には805円まで買われ今年8月4日につけた年初来高値837円を射程圏に捉えた。米国・北朝鮮の武力衝突を懸念する地政学リスクの後退から、同社が、今年8月4日に発表した今2018年3月期第1四半期(2017年4月~6月期、1Q)決算の2ケタ増益続伸と、今期第2四半期(2017年4月~9月期、2Q)累計予想業績に対する高利益進捗率を見直し、業績上ぶれ期待を高めて内需系割安株買いが再燃した。1Q決算開示後に発表した今年7月の月次データで、入居率が依然として通期計画を上回ったこともフォローの材料視されている。

■「my DIY」などの差別化サービス拡大で入居率、管理戸数とも好調に推移

 同社の今期1Q業績は、前年同期比1.9%増収、23.2%営業増益、32.9%経常増益、25.5%純益増益と続伸し、期初予想の今期2Q累計業績に対する利益進捗率は、71%~74%と目安の50%を大きく上回った。コア事業の賃貸事業では、入居する部屋を自分好みにアレンジする「my DIY」サービスや、大手警備会社と提携したセキュリティサービスなどの差別化サービスを拡大するとともに、外国人入居者サポート体制も充実して期末の入居率が、前年同期比1.7%増の90.55%、期中平均入居率も、同1.74%増の90.45%と好調に推移し、1Q期末の管理戸数も、前期期末比2000戸増の57万戸となったことなど寄与した。

 今期2Q累計業績・通期業績は、期初予想を据え置いており、このうち3月通期業績は、売り上げ5400億円(前期比3.7%増)、営業利益235億円(同2.6%増)、経常利益225億円(同0.6%増)、純利益142億円(同30.4%減)と続伸を見込み、配当も、年間22円(前期実績22円)の継続を予定している。なお純利益の減益転換予想は、前期に計上した繰延税金資産20億円が剥落することなどが要因となっている。

 なお今年7月の月次データでは、入居率が前年同月比1.80%増の89.75%と1Qに続いて今期通期計画の89.5%を上回り、管理戸数も、同5424戸増の57万356戸と通期計画の57万5000戸目前となっており、1Q高利益進捗率業績から3月通期業績の上ぶれ期待を高めている。

■25日線で下値を確認しPER14倍台の割安修正で8年超ぶりの1000円大台も

 株価は、四半期決算発表のたびに上値にトライし、今年5月の3月期決算開示には自己株式取得や積極的な中期経営計画策定も加わって800円台に乗せ、今期1Q決算発表とともに年初来高値837円まで買われ、地政学リスクを懸念して高値もみ合いを続けてきた。テクニカル的にも、25日移動平均線で下値を確認する展開となっており、PER14倍台、配当利回り2.76%の割安修正で年初来高値を上抜き2009年1月以来、8年8カ月ぶりの1000円大台奪回に進もう。

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