【株式市場】日経平均は329円高でバブル後の高値を連日更新、最高値まで一時51円に迫る

◆日経平均は3万8487円24銭(329円30銭高)、TOPIXは2624.73ポイント(32.88ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し22億417万株

 2月16日(金)後場の東京株式市場は、朝高のあと急激に値を消した半導体関連株が高安マチマチの値動きとなり、レーザーテック<6920>(東証プライム)は一段軟化。ここ日経平均を牽引してきたソフトバンクG<9984>(東証プライム)も小安いまま一進一退となった。一方、三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)、三菱地所<8802>(東証プライム)などは一段と上げ、野村HD<8604>(東証プライム)も一段ジリ高となった。日経平均は438円高で始まり、13時過ぎから14時頃までは日銀総裁の国会答弁を受けて上げ幅650円前後で推移。ただ、過去最高値まで51円に迫った前場の高値(707円12銭高の3万8865円06銭)には届かず、大引けは2日続伸だが最高値更新は持ち越した。過去最高値は3万8915円87銭(1989年12月29日の大納会)。

 後場は、石油資源開発<1662>(東証プライム)や出光興産<5019>(東証プライム)が一段と上げ原油相場高を好感。東洋炭素<5310>(東証プライム)も一段と上げ12月決算やパワー半導体材料への積極投資報道など好感。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は後場寄りから急伸し正午に発表した風力発電所の販売開始を好感。マイネット<3928>(東証スタンダード)は前場小休止商状だったが再び上げて3日連続ストップ高となり前12月期の黒字化と今期の大幅増予想など連日好感。ペッパーフードサービス<3053>(東証スタンダード)は今期一部黒字化予想などで2日連続ストップ高。ウェルスナビ<7342>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり三菱UFJ銀行との提携を連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し22億417万株(前引けは11億6136万株)、売買代金は6兆7212億円(同3兆7151億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1391(前引けは1418)銘柄、値下がり銘柄数は237(同213)銘柄。

 東証33業種別指数はゴム製品、金属製品を除く32業種が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、鉱業、不動産、保険、銀行、証券商品先物、医薬品、サービス、鉄鋼、卸売り、非鉄金属、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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