【株式市場】前場の日経平均は85円安、トランプ氏劣勢とされ関連株に気迷い、朝方は一時330円安

◆日経平均は3万9508円84銭(85円55銭安)、TOPIXは2822.91ポイント(10.48ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億8334万株

 7月24日(水)前場の東京株式市場は、米大統領選を巡り「ハリス氏、支持率でトランプ氏を2%ポイントリード」(ロイターニュース7月24日午前5時)と伝えられ、前週来の「トランプ・トレード銘柄」に利食いや見切りが発生とされ、高安混在の相場となった。改めて好業績株や材料株に注目が強まり、株式売却益を株主還元に充当するとしたサンケン電気<6707>(東証プライム)はストップ高。業績予想の増額などのニデック<6594>(東証プライム)やタムロン<7740>(東証プライム)は活況高。日経平均は朝寄り後に330円58銭安(3万9263円81銭)まで下押したが、其の後な次第に持ち直して前引けは85円安にとどまった。

 古河電池<6937>(東証プライム)が投資ファンドによるTOB(株式公開買付)を受けて急伸。TOB価格は1400円。ジーダット<3841>(東証スタンダード)は台湾積体電子の自動設計開発への参加など受け急伸。歯愛メディカル<3540>(東証スタンダード)は6月第2四半期決算への期待などで一段高。AIAIグループ<6557>(東証グロース)は値幅制限の臨時拡大(値上がり方向のみ)を受けて一段高。ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は放射性同位体による医療に関する発表で一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8334万株、売買代金は1兆8384億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は385銘柄、値下がり銘柄数は1194銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、精密機器、医薬品、輸送用機器、電気機器、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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