【株式市場】鉄道・空運株など動意を強め日経平均は後場再び上げ大幅反発

株式

◆日経平均は2万3235円47銭(202円93銭高)、TOPIXは1624.86ポイント(19.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5119万株

 9月10日(木)後場の東京株式市場は、「GoToトラベル」に東京都を10月から参加させる方針を受け、朝方動意づいたJR東日本<9020>(東1)JR東海<9022>(東1)日本航空<9201>(東1)などが再び動き出しジリ高。ソフトバンクG<9984>(東1)は6日ぶりに高い。日経平均は14時頃から再び強含み、前場の高値を抜いて上げ幅を200円台に広げ大幅に反発した。

 後場は、ぴあ<4337>(東1)がイベント制限緩和の期待から一段とジリ高になり、キリン堂HD<3194>(東1)は米投資ファンドの支援によるMBO(自社による買収)の観測報道を受け朝から大引けまで買い気配のままストップ高。アマテイ<5952>(東2)は国交省が今後建てる住宅の屋根瓦を固定止めとする方針とされクギ需要増加の思惑で急伸。SERIO<6567>(東マ)は9月末の株式分割などが材料視され中盤に一段高。レッド・プラネット<3350>(JQS)は「GoToトラベル」の東京都民解禁の観測を受け次第高。

 東証1部の出来高概算は11億5119万株(前引けは4億7568万株)、売買代金は2兆1663億円(同9047億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は1523(前引けは1336)銘柄、値下がり銘柄数は562(同701)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、ガラス/土石、その他金融、ゴム製品、建設、保険、非鉄金属、水産/農林、鉄鋼、などとなった。(HC)

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